江戸の末期頃から、佐治地方(丹波市青垣町)で製作されていた丹波布は、 近代化の波におされて一度姿を消しますが、昭和の初めに民藝運動家の柳宗悦氏によって
発見されたことをきっかけに、復興の道を歩み始めます。
約六十年前に、地方をはじめとした多くの方々の尽力により、復興を果たしました。 以来、その技術は大切に伝えられています。 今回、丹波布技術認定者によって組織される、 〝丹波布技術保存会技術者協会”の会員による作品を展示販売いたします。 綿を手で紡ぐ、 糸を草木で染める、 緯(横)に〝つまみ糸” と呼ばれる絹糸を少量入れて織り上げる丹波布。 反物を一本織り上げるのに、数々の工程と長い時間がかかります。 作り手それぞれが考え出した縞、手紡ぎ糸ならではのふっくらとした布の質感、 草木が持つ様々な色合い等をお楽しみくださいませ。
◇2016.6.18(sat)—7.2(sat) ◇11:00~18:00 (last day ~17:00)
▷トークイベント 開催日:2016年 6月18日(土)14:30~15:30 (受付14:00~)
「民藝のお話し会 - 美しく豊かに生きる -」 大阪日本民芸館 学芸員 の 小野絢子さんをお迎えしてトークイベントを開催いたします。
大正・昭和期、柳宗悦の説いた「用の美」「豊かな暮らし」についても触れながら、
暮らしの中に息づく美しさなど「民藝」の貴重なお話しを聞ける機会です。
話し手: 小野 絢子さん(大阪日本民芸館学芸員) 1988年岡山県倉敷市出身。天理大学文学部歴史文化学科卒業。 大阪大学大学院文学研究科日本学専攻博士前期課程修了。 2013年より大阪日本民芸館で学芸員として勤務。
定員:30名 [要予約] 参加費:1500円(丹波のお菓子とお飲み物付き) *参加者の方には 無形文化財の丹波市の小さなお土産をプレゼント
【ご予約】 お名前・参加人数・ご連絡先・イベント名を下記までご連絡ください。 Tel 072-734-7603 / Mail info@guliguli.jp